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第40回 「アル=マームーンの穴 その5」 [大ピラミッド・盗掘坑]

それは、不思議な墓です。

オシリス・シャフトと同様、参道の脇にあり、

竪坑(すなわち”シャフト”)であり、

石棺の中には何も無く、

ピラミッドのそばにありながら、離れた場所にあって、

上部構造としてのマスタバを持たない・・・。

それは、















クフ王の母、


「ヘテプヘレス1世の墓」

です。

 




ヘテプヘレス1世の墓は、

大ピラミッドの東に並ぶ3つの「王妃のピラミッド」と呼ばれるピラミッド群の

いちばん北側のピラミッドと大ピラミッド参道の間に存在します。

このシャフトは、劇的な発見をされたことで有名です。




あるとき、カメラマンが三脚を立てようとしたところ、

三脚が沈み込んだことで見つかったのです。

この墓は、不思議にも、ピラミッドから離れており、

その中には、豪華な副葬品、

たとえば獅子足つきのベッドや、

組み立て式の天蓋(テント)、

椅子、

分解された移動用の車などが未踏掘の状態で発見されました。




しかし、装飾品や木棺、ミイラは発見されませんでした。

このヘテプヘレス1世の墓の解釈として私が適切だと思うのは、

この墓が、








「再埋葬された」

とする解釈です。




この解釈は、一般的によく知られているものです。





つまり、ヘテプヘレス1世の墓は、

ダハシュールにあるスネフェル王のピラミッドのそばにあったが盗掘にあい、

ギザに再埋葬された、という解釈、

或いは、「ヘテプヘレス・シャフト」のすぐそばにある「王妃のピラミッド」こそ、

元のヘテプヘレスの埋葬場所であったとする説です。





いずれにせよ、「再埋葬」されたという見解は根強くあります。

私は、同じ出来事が、









クフ王にも起きたのではないか、




と考えるのです。





そう、





オシリス・シャフトは、もしかすると、










「クフ・シャフト」


なのではないかと。


つまり、第6王朝時代、すでにクフ王の墓は荒らされて久しかった、

と考えるのです。




3400年間誰も入らなかったと考えるザヒ・ハワスと、

第6王朝時代にはすでに荒らされて久しかったと考える私と、

正しいのは、どちらでしょうか。





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