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ハピ その2

最古のピラミッド・テキストである

ウナス王(第五王朝)のピラミッド・テキスト。


その長い呪文の最後には、ハピが登場します。

ハピは、ヒヒの姿をしており、昇天する王の前に現れるヒヒの姿の門番です。



その呪文。

北に向かう通路に書かれています。



321章で終わる全文のうち、320章。

全ての儀式が終わると、

王は北の空の星になるために昇天するのです。



それが、ほとんどの場合で北側にある

ピラミッドの入口の意味でしょう。




ハピ

ヒエログリフに、こういうのがあります。

Aa5.gif

「ハピ」です。

意味は「北」です。




さて、このヒエログリフに似たものがピラミッドにはあります。


kufu1.jpg



これは、クフ王のピラミッドの、正規の入口の上にあるものです。



その方角は?



はじめに言葉ありき

ヒエログリフでピラミッドを表すと、三角形の下に長い四角形の台座のようなものがついています。

私は、これを二つのヒエログリフが合わさったものと考えています。


三角形はシリウス、つまりソプデトです。

長四角は「地上」を表します。

つまり、「地上のソプデト」となります。



ヒエログリフが合わさって文字をつくる例は他にいくつもあります。


例えば「丘」と「太陽」とが合わさって「地平線」となったりします。丘の間から出てくる日の出直後の姿です。


地上のシリウス、とは何でしょうか。


ヒライアカルライジングまたはその前、太陽とともに地平線に現れたシリウスは、太陽の明るさによって消えてしまいます。


全天でもっとも明るい星も、太陽にはかないません。


シリウスは、増水期の前触れとともに、天に上ることなく、地上付近で消えてしまうのです。


そのこととピラミッドは関係があるのではないか、と考えています。


なお、私はオリオンの三つ星と三大ピラミッドの形が重なるとか、大ピラミッドの通気口が北極星を指していたといった説は信じていないし、影響されていません。

星派と太陽派の対立なども信じていません。

スフィンクスが一万二千年前にできたとも考えていません。



言葉を地上に現わし、神に語りかけたのではなかったか、


そう考えてみました。



TBS『世界ふしぎ発見』「スフィンクスの謎 遂に解明」について 2

2つのピラミッドの間に太陽が沈むという「ホルエムアケト」のヒエログリフ。

実際の形はこれです。

N27.gif


河江さんが指摘するほうのヒエログリフは、

もう少し両脇が山のようになっていて、

それが二大ピラミッドであると指摘していますが、

どう見ても、とんがり型のピラミッドではない。



ヒエログリフのことを言うのであれば、

シリウス星をあらわすソティス女神のヒエログリフはどうなのでしょう。

ソペデト(ソティス)をあらわすヒエログリフは、






です。


こちらのほうが、よほどピラミッドの形に近い。


私は、真正ピラミッドの形の由来は、

これではないか、と考えています。



また、前にも書きましたが、

スフィンクスの新王国における呼び名

「ホルエムアケト」は略称です。



正式には

「ホルエムアケト・ケブリ・ラー・アトゥム」です。

ホルエムアケトでは、一部しか表していません。


そのためにだけ、壮大なピラミッドを2つつくるでしょうか。

そして、せっかくつくった2大ピラミッドを、

第三ピラミッドで台無しにするでしょうか。



また、地平線上の太陽である

「ホルエムアケト」は、

サンセットではなく、サンライズです。




TBS『世界ふしぎ発見』「スフィンクスの謎 遂に解明!」について

8月3日(土)放送のTBS『世界ふしぎ発見』は、

「スフィンクスの謎 遂に解明!」と題して、

日本人考古学者、河江肖剰(かわえ・ゆきのり)氏がナビゲート役で登場しました。



もう何度目でしょうか。「遂に解明」という言葉。

解明されてためしがない。


河江氏は、今でもスフィンクス建造と太陽神信仰の関連性を主張しています。

彼のボスであるマーク・レーナー氏の主張とも重なります。

現状最古のスフィンクス像(の頭部)が、

クフ王の息子ジェドエフラーのものであること。

ジェドエフラーは、最初にラーの名前(サー・ラー名)を使ったこと。

後にスフィンクスが太陽神信仰の対象として新王国時代に信仰されたこと。

スフィンクスが真東を向いていること。

夏至の日には2つの巨大ピラミッドの真ん中に太陽が沈み、

それが新王国時代に「ホルエムアケト」とよばれた、

そのヒエログリフに重なる形であること。

ピラミッド時代であり、ギザのスフィンクス群の直後の時代である

第五王朝時代に太陽神殿がつくられ。

太陽神信仰が本格的に始まったこと。

すぐそばに新王国時代の太陽神(ホルエムアケト)スフィンクス神殿があること。




太陽神との関係を裏付けるかのような理由は数ありますが、

それらをもって「解明」とは、いささか先走りすぎます。

番組のゲストとはいえ、構成から言って、予備知識のない人は、

それが周知の事実だと勘違いします。

番組的にも、吉村作治氏の後継と見られたでしょう。





スフィンクスが東を向いている理由は、太陽とは限りません。

エジプトはナイルの賜物」

ナイル氾濫によって運ばれた肥沃な土が、エジプトの繁栄を支えていました。

この氾濫は、夏至の日の夜明け寸前に、

東の空からシリウスが昇るときから始まります。



夜空でもっとも明るい星シリウスが昇り、

そのすぐあとで太陽が昇る、

この「ヘリアカル(ヒライアカル)・ライジング」は、雨季の開始であり、

氾濫の予兆であり、

古代エジプトの「元旦」のサインです。

古代エジプトは、「シリウス暦」です。



シリウス星は、古代エジプトでは「ソティス女神」と同一でした。

そもそもの名は「ソプデト」です。

ソプデト(ソティス)は、後にイシスと習合されます。

イシスといえば、冥界の神、オシリスの妹であり、妻です。



シリウスは、オリオン座の近くにあります。

シリウスを探すときは、オリオン座を目印にします。

そのオリオン座は、ギリシア神話由来ですが、

古代エジプトでは「サフ」という男神です。



サフは、のちにオシリスと習合されます。

オシリスが本格的に登場するのは、

第五王朝の末からですから、

オシリス以前には、別の名前の冥界の神がいたはずです。

第四王朝時代のギザにおいては、

冥界の神は「オシリスに習合された神」であったはず。



ピラミッドが王の死と再生に関係していたとすれば、

冥界の神と無関係ではないはず。

その神が「サフ」または、

最初のピラミッドの建設地「サッカラ」の語源でもある

地下の神「ソカル」であった可能性は高いと言えます。



ソカルはミイラの姿をし、その体は星空でした。

ソカルもまた、後にオシリスと習合されました。



つまり、ピラミッドやスフィンクスが東を向いている理由は、

太陽であるかもしれませんが、

シリウス星かもしれないので、

解明されたとは、言えないのです。











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