So-net無料ブログ作成
大ピラミッド・下降通路 ブログトップ

第8回 「実験の提案」 [大ピラミッド・下降通路]

前回、下降通路はクフ王の石棺のために造られた、と述べました。

下降通路のサイズは、キュービットをパームに直してみると、

高さ 16パーム

幅 14パーム



これに対して、王の石棺は、

高さ 14パーム

幅 13パーム


ひとまわり小さいのです。




たしかに、このサイズだけを見れば、王の石棺は通りそうな気がします。

しかし、下降通路に歪みやねじれなどがあれば、

これくらいの小さなサイズの違いですから、

途中でつっかえてしまうかもしれません。




そこで、次のような実験を提案したいと思います。

まず、角材でクフ王の石棺とサイズが合うように枠組みを作ります。

隅は、下降通路を傷つけないように、クッションを貼り付けます。





これを、厚さ1パーム(7.5センチメートル)以下の厚さのソリに乗せ、

大ピラミッドの正規の入口から、地下の間まで、通してみるのです。




もし、本当に、この模型が地下の間まで降りていくことができたなら、

それは、4500年前にも、まったく同じ実験が行われた可能性を大いに示唆します。

本物の王の石棺を確実に運ぶため、

当時も石棺と同サイズの模型を通してみたはずなのです。



では、途中でつっかえてしまったら?

その場合は、2つの可能性が考えられます。

ひとつには、

「そもそも下降通路は石棺を通すためのものではなかった」

ということが考えられます。


そしてもうひとつは、

「石棺を通すものではあったが、

現在王の間にある石棺より小さいサイズの石棺を想定していた」

ということも考えられます。




いずれにせよ、この実験を行えば、

地下の間の役割がわかるかもしれないのです。


私はボルヒャルトらと同じように、こう信じています。


地下の間は、




「王の玄室として造られた」

のです。



人気ブログランキングへ
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

第7回 「なぜ階段が無いのか」 [大ピラミッド・下降通路]

現在、大ピラミッドの正規の入口は閉じられておいます。

したがって、下降通路に入るには「アル・マームーンの穴」

と呼ばれる後世開けられたら穴から入ります。



下降通路に初めて入った観光客の多くは、

狭く長く急な下降通路を降りながら、しばしばこう考えることでしょう。



「なぜ階段をつけなかったのだろう?」

と。



下降通路の床が階段ではなく、

スロープ状になっているのは、いったいなぜでしょうか?




現在は足場が設けられていますが、

実際に大ピラミッドの中に入った人の多くは、

大ピラミッド内部の通路に階段が無いことを不思議に思うようです。

「なぜ階段を設けなかったのか」

今回は、そのことに取り組みたいと思います。




さて、下降通路の傾斜角約26度が、

実は「横に2つで縦ひとつ」の角度であることは、前回お知らせしました。

では、高さと幅はどうでしょうか?



大ピラミッドの下降通路の中の高さと幅は、

フリンダース・ピートリの計測値をメートル法に直すと、およそ



幅104センチメートル


高さ119センチメートル


です。




これを古代エジプトの単位である「キュービット」や掌尺である「パーム」に直してみましょう。


1キュービットは約52.5センチメートルで、7パームに相当します。

つまり、1パームは約7.5センチメートルです。

すると、下降通路の幅は




ちょうど2キュービットになります。



高さは、2キュービット+2パーム、ということになります。




これらの数値には、どのような意味が隠されているのでしょうか?

もちろん予言的オカルト的な意味でなく。




ここで、私はある数値に注目しました。



幅1キュービット+6パーム


高さ2キュービット




これらの数値は、下降通路のサイズに対して、

幅が1パーム小さく、高さが2パーム小さいのです。

もし、下降通路にねじれがほとんど無ければ、

このサイズのものは通過できるはずです。




この、下降通路のサイズよりひとまわり小さなものは何でしょうか?






「王の石棺」



です。




今もなおクフ王の「王の間」にある赤色花崗岩の棺のサイズは、


縦227センチメートル

幅098センチメートル

深さ105センチメートル


です。






下降通路の床がスロープ状である理由。


それは、





「王の石棺を通過させるため」



だったのです。



ちなみに、高さの方が1パーム余計にゆとりがあるのは、

おそらく棺を載せたソリのためだと思われます。


人気ブログランキングへ
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

第6回 「5寸勾配」 [大ピラミッド・下降通路]

大ピラミッドの正規の入口から「地下の間」まで続く通路は、

「下降通路」

と呼ばれています。

英語では「エントランス・パセージ(入口通路)」です。




この下降通路の傾斜角はおよそ26度。

安比高原ザイラースキー場の上級者向けコースが、最大斜度26度ですから、

かなり急な下り坂です。

なぜ、このような角度になったのでしょうか?




そのひとつめの理由。

これは私の仮説ではなく、すでに知られていることですが、

非常に興味深いものです。



日本の屋根建築では、古くから

「五寸勾配(ごすんこうばい)」

と呼ばれる屋根の傾斜があります。

これは、「10寸進んで5寸の高さになる角度」です。

もっと単純に言えば、「横に2つで縦1つ」です。

五寸勾配の傾斜角は26.6度。




4500年前に作られた大ピラミッドの下降通路も、

まったく同じ発想で造られています。

「2キュービット進んで1キュービット下がる」

そういう角度を選んだわけですね。

これなら、誰でも簡単に角度を確かめることができます。




ちなみに、下降通路の途中から「王の間」に向かう

「上昇通路」と「大回廊(だいかいろう)」も、

同じく約26度の傾斜角です。




「横に2つで縦1つ」

そんな屋根を見たら、

大ピラミッドの下降通路を想像してみてください。


人気ブログランキングへ

nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問
大ピラミッド・下降通路 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。