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大ピラミッド・試作通路 ブログトップ

試作通路 その7 [大ピラミッド・試作通路]

3つの栓石には、それぞれにロープが結びつけられていました。

おそらく、3種類の目印がついていたことでしょう。

重量ブロックを大人数で引く場合に、

基本的に気をつけるべきは、

「強く引きすぎること」「早く落としすぎること」です。



おそらく、下降通路から上昇通路に向かって丸太がさしかけられ、

栓石が一気に下降通路まで落ちてこないように、

「ストッパー」がかけられていたのでしょう。



試作通路の下降通路が長めであるのは、

ロープを引く作業員が上下に並んだからです。



上昇通路と下降通路の交差点は栓石が収まる場所であり、

その上の縦坑は、支持を出したり、

栓石が収まったかどうかを確認するためのものだったのです。





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試作通路 その6 [大ピラミッド・試作通路]

3個の栓石を上から滑り落すのは簡単かもしれません。

しかし、それでは上にいる人間の逃げ場がありません。

作業員の命の心配もありますが、

王の墓の中に、作業員の遺体も収まってもらっては困るのです。

初期王朝時代の殉職者さえ、

王墓の中ではなく、周囲に墓をつくられました。



「逃げ道」がもしあったとしたら、

3つの巨大な栓石を落とす意味がありません。

井戸坑がもし脱出ルートだったとしたら、

お粗末としか言いようがありません。

しかし、わざわざ「アル・マームーンの穴」と呼ばれる

実際にはアル・マームーン以前に開けられていたとみられる盗掘口が

存在することから、

井戸坑がアル・マームーンの穴以前に侵入口として用いられたとは考えられません。

アル・マームーンの穴以降は、わざわざいびつで狭い井戸坑を使う必要がありません。

ですから、井戸坑は脱出口としては考えられません。


井戸坑が脱出口でなかったとすると、

他の脱出ルートは考えにくくなります。

井戸坑は、脱出口候補としては、

第一容疑者なのですから。



ピラミッド上部が未完成であった」

という考え方もあります。

完成前にクフ王は亡くなり、栓石を落した作業員は、

未完成の上部を抜けて外に出たということになります。

しかし、王の間上部の重量軽減の間には、

クフ王の治世17年目を示すヒエログリフが記されています。

少なくとも、王の間の天井や大回廊の天井は閉じられていました。

大回廊の上部にある小さな覗き窓は、

第二の容疑者です。



クフ王は、治世17年から18年くらいまでの

ピラミッド建設中に亡くなったのでしょうか。




とすると、疑問が残ります。


「完成したときには、どうやって脱出するつもりだったのか」


ということです。



もともと、完成時の栓石の設置方法は、考えられていたはずです。


未完成を前提にはしていないでしょう。



私は、クフ王は、完成してから亡くなったのだと考えます。

少なくとも、ピラミッドに脱出口など無い状態で。



「脱出口=侵入口」


になってしまうからです。



やはり、栓石は、下からのみ引っ張られる方法によって、

3個設置されたのです。


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試作通路 その5 [大ピラミッド・試作通路]

試作通路が通路自体の試作でなかったことは明らかです。

なぜならば、試作通路は地下に造られているからです。試作通路にある大部分の内部構造は、地表のブロック内にあります。

つまり、試作しても強度や石積みの参考にはならないのです。

注目すべきは、長さが寸詰まりでも、人が入れる高さと幅になっているということです。


栓石は、王の間にクフ王その人のミイラが納められた木棺が、予め設置してあった石棺に納められた後、最終的に大ピラミッド内部を閉じる重要な局面で用いられました。

大ピラミッド建設の仕上げとも言えるでしょう。

ただ、その作業は、かなりの難しさがありました。


3つの巨大な栓石を下から引くだけで連続して上昇通路のスロープを落とさなくてはならないからです。


1つ目を落としたとしましょう。2つめ以降は、栓石の隙間からロープを引かねばなりません。ひとたび栓石を落とせば、ぜったいに失敗はゆるされません。


また、万一、栓石がストッパーを超えて下降通路に落下した場合、死傷者が出る可能性があります。

作業員が死ぬということよりも、王のピラミッド内で死ぬことが問題なのです。


だから、練習しなければならなかったのです。


試作通路 その4 [大ピラミッド・試作通路]

下降通路と上昇通路の交差点に現在何があるか。

「栓石」

です。


今は「アル=マームーンの穴」と呼ばれる盗掘坑があるために、正規の入口から上昇通路内に入ることができますが、


それ以前は3つの栓石が上昇通路への入口を見事に塞いでおり、正規の入口から下降通路を下り、そこから上昇通路へと入っていくことは不可能だったのです。


言わば栓石は、大ピラミッドセキュリティーの要であったわけです。


さて、この栓石を使って、一体どのようにして上昇通路を塞いだのでしょう。

このことは、長きにわたってミステリーとされています。


ある人は、井戸坑こそ、栓石を滑り落とした人間の脱出口だと言います。

しかし、井戸坑は、水平通路側から埋められていました。


それに、井戸坑を残しておいたのでは、わざわざ厳重に栓石を3つも使って上昇通路を塞ぐ意味がありません。


私は、かねがねこう考えていました。


「内部に残った人間などいなかったのだ」


と。


それは、かなり難しい作業でした。「賭け」のようなものです。失敗は許されません。


みなさんならどうなさいますか?古代エジプト人は、こう考えました。


「前もって練習しておこう」


と。




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試作通路 その3 [大ピラミッド・試作通路]

これが試作通路の断面図。

trial_sml.jpg



水平通路は無きに等しい状態です。

なのに、下降通路は長めに存在している。



そして、1点。非常に奇妙なものがあります。



恐れながら、私の目は、節穴ではございません。




下降通路と上昇通路の交点の上をご覧ください。


ピラミッドの内部に存在しない垂直の縦坑があります。




この「垂直の縦坑」は、重大なヒントを与えてくれています。



この試作通路、たしかに「トライアル」のために存在していました。

しかし、そのトライアルは、通路を試作したものではありません。



「あるチャレンジ」


をトライアルしたのです。



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